近鉄奈良駅の近くには非常に有名なかき氷屋が二軒あり、そのうちの一つがここ「おちゃのこ」だと思います。もう一軒は「ほうせき箱」。
奈良に来たら当然この二軒に寄ると思いますが、問題は順番をどうするかです。結論から言うと、以下の順番が良いでしょう。
① 開店前の「ほうせき箱」に寄ってウェイティングリストに名前を書く。 ② 「おちゃのこ」に行ってかき氷を食べる。 ③ 「ほうせき箱」に行ってかき氷を食べる。
おちゃのこの開店時間は10時から、ほうせき箱のかき氷提供は11時からなので、先におちゃのこに行くのは言うまでも無いことですが、ポイントは①のウェイティングリストに名前を書いておくところです。
おちゃのこにいる間にほうせき箱の順番が来たらどうするんだ?と疑問に思われる方もいると思いますが、そこはほうせき箱の素晴らしいサービスのおかげで問題無いようです。※詳細はほうせき箱の記事を参照
さて、訪問したのは9月のまだ少し暑い時期でしたが、開店数分前におちゃのこ前につくと一番乗り。都内の有名店の大混雑ぶりとは大違いですね。とはいえ開店後すぐ人が集まりあっという間に満員になっていましたが。
ガラス張りの明るい店内。
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擂茶氷(れいちゃこおり)
これは何というか、くちどけがなめらかすぎる。 これまでに味わったことの無いなめらか感だが、しいて言うならば、異様な仏具感が印象的な「茶の葉」のかき氷の食感に若干似ているようないないような。
擂茶といのはお茶の葉をすったお茶のことらしいです。若干とろみのある蜜は、ほのかに甘みがあって美味しい。
これで360円というのも破格の値段だ。といか、最近のかき氷の値段が高すぎるのだろう。とはいえ、この店のかき氷も、マンゴー氷とか単価の高そうな蜜を使ったかき氷は700円程度とそれなりのお値段。
いちごみるく氷
普通のいちごみるくの氷はイチゴジャムみたいなのがかかっているか、うすーいシロップがかかっている物が一般的だが、こちらの場合は苺をフリーズドライした粉みたいなのがかかっている。
こちらも擂茶氷と同じくすーっと溶けていくなめらかな食感。本当に柔らかい氷の場合、水っぽい蜜より粉っぽい蜜やムース状の蜜のほうが相性が良いのかもしれない。
店内も綺麗で広く、死ぬほど混んでなくて値段も安く、それで他にない独特の氷の旨さ。奈良、というか関西に来たらぜひとも足を運んでおきたい。