京王線 笹塚駅北側の商店街をほてほて歩くと左手にたこ焼き屋が見える。 それが目的のかき氷屋だった。うーん、この店もともとたこ焼き屋だったんだ。知らなかった。
休日の夕方で、並んでる人はいたけど6人くらい。 店内は10席しか無いようだけど、まあそんなに待つ事も無いだろう、と思っていたけど妙に回転が遅い。 結局店に入るまでに50分くらいかかった。店の前で待ってる間に蚊に刺されるし。
注文して出てくるまでさらに待って、ちょっとイライラしてきていたところ、やっとでてきたカボチャかき氷。 すげーうまい。ほんとうまい。待たされていたイライラも、口の中でとろける氷のようにすーっと溶けて消えました。
氷の中まで均一にミルクがしみ込んでいて、何とも言えない食感。ふんわりしていてしっとりなめらか。
見てると、注文を受けてから店の奥で、ガーッって音がするので、多分ミキサーかなんかで蜜を作っているのだとおもう。蜜は普通作り置きをかけるだけなのに。 そこでちょっと時間が掛かってるみたいだけど、そのおかげでこれだけうまいのだろう。 氷もしっとりとして、ふわふわ。
以前アーモンドのかき氷を注文した時は、出来上がったかき氷が机におかれた瞬間、あたりにアーモンドの香りが漂った。 香りを楽しめるかき氷なんて滅多にない。これなんか、直前にガーッてやって蜜作ってるから香り高いものが出来るのかな、という気もする。
この店、回転の悪さをのぞけば本当に素晴らしい。夏ではなく、冬の空いてそうな時期に行くとよいだろう。
かき氷の食べ歩きを始めた2014年。かなり初期に訪れた店で、そのあまりうまさに驚いた。 その後も様々な店を訪れたが、結局ここのかき氷が一番好きです。
春のピスタチオミルク
ブルーベリー
めろん
かぼちゃ
お店の外観